日常

山田ルイ53世(髭男爵)の「一発屋芸人列伝」はノンフィクションドキュメンタリー

一発屋芸人列伝

ずっと気になっていた本「一発屋芸人列伝」を読みました。
自分は人の人生に興味があり、それこそ過去にやってきた仕事では司会できて人当たりもいいのに売れないタレント、可愛いけれどもブレイクできないアイドル、めちゃくちゃおもしろいのに仕事が増えない芸人さんなんかをたくさん見てきました。

それでも彼らは一生懸命なにか光を探しながら生きていました。なんとか売れてほしいと思うのですが、いったいどうしたら売れるんだろう?と思ってました。
努力するば売れるのだろうか?人とのつながりなのだろうか?それとも運なのだろうか?
それを少しでも知りたくてこの本を手に取りました。

あらすじ

誰も書かなかった今の彼らは、ブレイクしたあの時より面白い!? レイザーラモンHG、テツandトモ、ジョイマン、波田陽区……世間から「消えた」芸人のその後を、自らも髭男爵として“一発を風靡した”著者が追跡取材。波乱万丈な人生に泣ける(でもそれ以上に笑える)、不器用で不屈の人間たちに捧げるノンフィクション!

筆者の山田ルイ53世さんが各一発屋のみなさんにインタビューしながら進んでいく形式でした。登場するのは下記の芸人さん

  1. レイザーラモンHG
  2. コウメ太夫
  3. テツandトモ
  4. ジョイマン
  5. ムーディ勝山
  6. 天津木村
  7. 波田陽区
  8. ハローケイスケ
  9. とにかく明るい安村
  10. キンタロー
  11. 髭男爵
一発屋芸人列伝

大小あれどどの芸人さんも一発、もしくは0.5発以上は当てている人達です。
なぜ彼らが一発を当てることができたのか?そしてその後はどうしているのか?という一番気になるところがインタビューで語られています。

一発を当ててそこから露出がすくなるなると世間では終わったと言われるようなことがあります。テレビでも仕事がなくて暇なんですをアピールしたりする内容で番組のネタになったりしています。

しかし一発屋芸人は負け組なのでしょうか?

そんなことはありません。一発、いや0.1発すら当てられる人ですら本当にごくわずかしかいません。むしろ勝負に、賭けに勝った人たちです。なぜ彼らは失敗したような見られ方をするのか?

人間は人が落ちていく様が好きだったりします。テレビの露出がへり、地方営業が増え、昔知ってたと言われたりしながら時間とともに落ちていきます。でも当人達は一発当てたあとも生きて行かなければならない。そんな必死にもがいてもがいてまた光を見つけていく生き様がとても美しくて人間くさくて素敵な本でした。

これはとってもいい本!かくいう自分は一発は当ててませんが0.1発くらいは当てたことがあります。だからこそこの本を読んで、「あぁ。もっともがいてみよう」と思えました。
この本に元気とやる気をもらいましたよ!

一つだけとても印象に残った話です。爆笑オンエアバトルで頭角を現し、その後M-1にも出場したテツandトモ。営業で人気だ!という話はちょいちょい色んなところでも耳にするのですが、彼らはその地方でやるネタをしっかりと現地にヒアリングして、すこしでもその街の人達が喜んでもらえるようなネタを作るそうです。しかもヒアリングも一人だけではなく数人に聞いて、誰もが「なんでだろう~?」って思うネタの完成度をあげていくそうです。

売れるのには理由は断定できないけど、どこまで細かいところをやれるか?が大事なんだなぁと思いました。面倒くさいことを一生懸命やろう。

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